
今回は青葉通沿いを仙台駅から西へ歩いてみましょう。
画面中央に見えるピンクのビル「新仙台東宝ビル」は、
コカコーラの巨大看板が有名だった東宝ビルが建て替えられたビルです。

下がガラス張りで上がピンク色という、仙台では珍しい外観のビルで、
ガラス張り部分はオフィス、上層階にはビジネスホテルが入居し、8月オープンします。
映画会社、東宝のビルですが、残念ながら新しいビルに映画館は入居しません。
郊外のシネコンの影響で中心部から映画館が、どんどん無くなっています。
中心部にも最新型のシネコンが欲しいですね。
このビルの斜め向かいにもテナントビルが建設中です。
白松がモナカと吉野家などがあった場所に建設中の「仙台青葉通りビル(仮)」です。
まわりのビルと、ほぼ同じ高さの9階建てビルで、こちらは今年7月オープン予定です。
今年の夏以降、中心部に新しいオフィスビルが一挙に供給されます。
新しいビルほど入居率が高いそうで、古いビルにとっては脅威かもしれません。
さらに西へ進み東二番丁交差点を過ぎると、見慣れた青葉通の光景が一変しました。
地下鉄東西線建設のため、ケヤキ44本の撤去(27本が伐採、17本が移植)が進み、
この辺りのケヤキが、すでに無くなっていました。
写真は藤崎百貨店の前で、ここには一番町駅が建設されます。
ケヤキ並木が無くなった部分は青葉通じゃないみたいで、
慣れないうちは一瞬自分がどこにいるのか判らなくなるような錯覚を覚えます。
工事終了後に若木が植えられますが、元の大木に成長するのは何十年も先です。
地下鉄建設のためとはいえ、ちょっと寂しい気分になってしまいます。
さらに西へ行くと晩翠通交差点のあたりは地下鉄の駅から離れているので、
ケヤキを伐採せずに工事が可能だそうで、今までどおりの並木が残っています。
西公園駅建設予定地に近づくと、またケヤキの伐採作業が行われていました。
青葉通の西端までやって来ました。この先は青葉山へと続きます。
ふと先を見ると西公園の旧交番付近で、クレーンが動いていました。
近づいてみたら旧交番が取り壊されていて、すぐ後ろの大銀杏の移植作業中でした。
西公園駅建設のため、西公園でも多数の木が伐採移植されます。
この大銀杏は同公園内での移動ですが、青葉通のケヤキ17本は
西公園や青葉山の東北大学など数箇所に移植されます。
無事に根付いて、第2の人生?を送って欲しいですね。
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