
前回に続いて「駅東第二土地区画整理地区」のメインストリート「元寺小路福室線」を
東へ向かって行きましょう。都市計画道路「東八番町中江線」交差点を過ぎると、
南側には古い木造の商店が、まだ残っています。

しかも、まだ店が営業していました。古くからの住民はいなくなっても、
新しいマンションに越してきた人たちが利用しているのでしょうか。
しかし、これらの建物も間もなく取り壊されてしまいます。
道路を挟んだ北側には、新しいマンションが次々と出来ています。
道路が拡幅されるので、もとの道路より奥まった場所に建てられています。
老舗のテント屋さんも営業を続けています。
この日は天気が良かったので、たくさんのテントが干されていました。
ほんの数年前まで、道路の両側に昔ながらの商店が、仙台駅東側から榴岡公園まで
途切れることなく軒を連ねている下町的な雰囲気の商店街でした。
仙台七夕の時は素朴な吹流しが飾られて、アーケード街とは違う風情と活気がありました。
ところどころに残る古い建物が、当時の記憶を甦らせますが、
今や取り壊されるのを静かに待っているかのようでした。
新しい街並みを作るため、古い街並みを壊してしまいましたが、
多くの人に「新しくなって良かった」と言われるような街作りをしてほしいですね。
さらに東へ行くと都市計画道路「宮沢根白石線」の大きな交差点に出ました。
同地区では「元寺小路福室線」に次ぐ大きな道路です。交差点から北方向を撮影。
画面奥の国道45号線まで開通しました。
同じ場所から反対側(南側)です。道路沿いに大きなマンションが建ち並んでいます。
この先に、メルパルク仙台等があります。
道路の遥か遠くに見覚えのあるビルが見えました。ズームアップしてみましょう。
道路の先に、河原町の「ツインタワー広瀬川春圃」と、
長町の「ライオンズタワー仙台長町」が見えました。
この道路は現在、連坊小路までしか開通していませんが、
広瀬川の宮沢橋まで繋がる予定です。
開通すれば、長町方面との交通が格段に良くなります。
この交差点の東側は、また道路が狭くなりますが距離は短く、
すぐに榴岡公園横の大きな道路になります。
南側が榴岡公園、北側には合同庁舎があります。
今まで歩いてきた西方向です。駅前のアエルが遠くに見えます。
このあたりは小高い丘になっていて、どの方向から来ても坂道を登ることになります。
歩道橋から西方向を撮影。この場所は、もともと陸軍歩兵隊の兵舎跡地だったので、
この部分だけ二十年以上も前から拡幅工事が済んでいました。
反対側(東側)です。左側に見えるのが宮城野中学校です。
画面奥で「元寺小路福室線」は一旦寸断されますが、更にその先に道路は続いています。
ここまで来ると、もう区画整理地区の外です。今回のレポートも、ここで終了です。
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