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REPORT.24 平成20年、岩手・宮城内陸地震・2008年6月14日

記事内の写真と内容は2008年6月当時のものです。
撮影2008年6月14日

6月14日の朝8時43分、岩手県南部を震源とするマグニチュード7,2の地震が起きました。
岩手県南部から宮城県北部にかけて震度6強の揺れで、大きな被害が出ました。
仙台市内でも震度5の揺れを観測しました。体感では突き上げるような激しい揺れではなく、
ユラユラと大きな揺れが長く続いた感じでしたが、中心部がどうなっているか見てきました。

 


幸い仙台市内では目立った被害は出ていないようで、いつもと変わらない光景でした。

 


と思ったら、仙台ホテルの前が通行禁止になっていました。
ホテルの窓ガラスが数枚割れたようです。

 


清掃員が散らばったガラス片を片付けていて、
その模様を、テレビ局のカメラマンが撮影していました。

 


ホテルの2階部分では、窓ガラスの補修作業をしているところでした。
地震で窓ガラスが割れた、というと、数年前の福岡の地震で飛び散った、
大量のガラス片を思い浮かべますが、今回はほんの数枚が割れた程度で、
歩行者への被害も無かったようです。土曜日の朝だったのが不幸中の幸いでした。

 


仙台駅では、今週水曜日に「S-PAL2」がオープンします。
工事用の覆いで囲われていた出入口部分が、姿をあらわしていました。

 


新幹線ホームの下が、大きなガラス張りになっています。

 


駅構内の北側には、S-PAL2へと続く新しい出入口が作られていました。
こちらもガラスが多用されていますが、ガラスは無事でした。
どうやらガラスが割れる被害が出たのは、仙台ホテルだけのようです。

 


現在、仙台市内は建設ラッシュで、多くのクレーンが立っていますが、
これらも、特に被害はないようです。

 


しかし、鉄道関係は大きな影響が出ました。事故はなかったものの、
安全が確認されるまで、JRと地下鉄が全て運休してしまいました。

 


東北新幹線も仙台駅の手前で停止していました。

 


夕方には、ほとんどが運転を再開しましたが、多くの影響がでました。

 


プロ野球交流戦の楽天VS巨人戦が行われる予定だったKスタでは、
スタジアム自体は被害を受けなかったものの、試合は中止になってしまいました。
写真は、アエルから見たKスタです。

 


仙台市中心部は地盤が固く、地震の被害を受けにくいと言われています。
今回も大きな被害はありませんでした。しかし震源地近くでは、
死者や行方不明者が出る大災害になりました。震源地が近かったり、
地震の規模が大きければ、地盤が固くても大きな被害が出る可能性があります。
奇しくも、二日前の6月12日は30年前に宮城県沖地震が起きた日でした。
近い将来、再び宮城県沖地震の発生が懸念されています。
今回、犠牲になった方への哀悼とともに、地震への準備と心構えを忘れてはいけませんね

 

令和からのコメント                               この時は、まさか2011年3月11日に更に大きな東日本大震災が起こるとは思ってもいませんでしたし、甚大な津波被害が出ることも予想できませんでした。過去を振り返ってみると、改めて地震に対する備えが必要だと再認識しますね。

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