
6月18日、仙台駅に新しい商業施設、エスパルⅡがオープンしました。
エスパルとは、仙台駅南側に付属する商業施設で、
ファッション関係のテナントが多数入居しています。
そのエスパルの2番目の店舗が、駅を挟んで北側に完成しました。
新しいエスパルⅡは、仙台駅北側の駅構内と新幹線ガード下のスペースにあります。
いわゆるデッドスペースの有効活用ですが、
20店舗が軒を連ねていて、12店舗が東北初出店だそうです。
以前は小さな献血ルームがあり、細いペデストリアンデッキで繋がっていましたが、
全面的に新しいデッキが作られて、広いスペースができました。
隣では、パルコが今秋のオープンに向けて工事中です。
エスパルⅡの正面入り口です。新幹線ガードの柱を綺麗に装飾していて、
ガード下という雰囲気を感じさせないように工夫しています。
すぐ向かい側には、パルコの入り口があります。
パルコとエスパルⅡの相乗効果で集客アップを目指すそうです。
パルコとエスパルⅡの間にも新しいペデストリアンデッキが作られて、
アエルの裏側に向かって伸びていますが、まだ通行できません。
反対側から見てみました。アエルへと繋がる部分は工事中です。
デッキは、ここから東口へと繋がるようになります。この東西自由通路は、
「名掛丁通路」という名前に決定したそうです。
東側では、デッキの階段部分が建設中でした。8月中の開通予定です。
パルコとアエルの正面玄関との間にもデッキが新設されました。
デッキの色やデザインは今までのものと同じで統一感をだしています。
これらの工事と合わせるように、駅前のペデストリアンデッキでは、
現在いたるところで補修工事中で、通行が若干不便になっています。
秋には綺麗に化粧直しされたペデストリアンデッキがお目見えします。
仙台駅前に、エスパルⅡとパルコの新しい大型商業施設が、二つ誕生することになります。
これに危機感を持ったのが、駅前から徒歩10分ほど離れた場所の一番町です。
駅前に客を奪われるのではと懸念し、それぞれに対策をとり始めました。
駅前から最も離れた場所にある三越は、隣接するファッションビル「141」を
全館丸ごと借りて、店舗面積を3万平方メートルを超える規模にまで広げます。
来年春にオープン予定で、141は現在閉店セール中です。
仙台の老舗百貨店「藤崎」は、ファーストタワー商業棟の一括借り上げを決定しました。
現在、建設中の5階建て商業棟は、来年春に完成予定です。
最近、新たな大型商業施設の出店が仙台駅前に集中している感がありました。
今後も、花京院の再開発ビルに大塚家具が進出、中央南地区(イービーンズ一帯)には
市内一の規模の商業施設が出来る計画もあります。
中心部VS郊外の競争と同時に、中心部での駅前VS一番町の争いも激化しそうですが、
この競争が活気に結びついて、仙台市全体の集客が増えれば良いですね。
コメント